Taku-9029の日記

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日本復興戦略

 

先日落合陽一さん著作「日本復興戦略」を読んだ

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内容としては日本の歴史から読み取り、日本の特色を明快にし、どのようなアクションを今後することが日本を復興させられるか記されている

 

個人的に「百姓的な生き方」「5G」「人口減少、高齢化の3つのチャンス」がとても考えされられた

 

はじめに「百姓的な生き方」

・日本は同じ国でも、守るべきカルチャーが違う(沖縄と北海道では文化は違う)そう言った面で非中央集権が合っている

 

・これからの日本は柔軟なカースト、土農工商なカーストが向いている

土→政策決定者、官僚

農→一般生産者

工→アーティスト、専門家

商→金融商品、会計を扱うビジネスパーソン

 

・AIが普及することで「商」の効率化が進んで行き、機械に置き換わる

一方価値を生み出せるもの、百姓のようにマルチにいろんなことが出来る人は食いっぱぐれない

 

・著作の落合陽一さんも大学で教えつつ、メディアアート、会社経営とマルチな活動をしている

今後はそう言った「百姓的な生き方」が大事となる

 

AIによって商の仕事は機械に置き換わる可能性が今後高いため、新たに価値を生み出せる職人や、機械に置き換わりづらい百姓のような生き方がいい

 

次に「5G」について

・5Gとは第5世代移動通信システム、現在の4Gに比べ、通信速度は100倍、容量は1000倍

とにかく速い…のが特徴

 

・これによって遅延があることで不安になる医療ロボットの手術や自動運転での活用ができるようになる

 

・5Gの普及は3次元のリアルタイム中継が可能になったり、VR、MR、空間ホログラムの技術が物質と実質の融合を推し進め新しい自然観、「デジタルネイチャー」へと向かって行く

 

デジタルネイチャーとはユビキタスの後、ミックスドリアリティを超えて人、Bot、物質、バーチャルの区別がつかなくなる世界の事

 

最後に「人口減少、高齢化による3つのチャンス」

 

・一つ目は自由化、省人化に対する「打ちこわし運動」が起きない事。働ける人が減るので仕事を機械化きてとネガティブな圧力がかかりづらい

 

・二つ目は輸出戦略

日本は人口減少、高齢化が早く進む分、高齢社会に向けた実験をやりやすい立場にある

日本の少子高齢化対策はアジア諸国に輸出することができる

 

・三つ目は教育投資

これからの日本は人材教育コストを多くかかることができる国になる

相対的に大人の数が多くなり、子供が少なくなるので子供に対して教育コストをかけることが社会善となる